JICAワールドレポーター更新。
インディペンデンス デー
ここドミニカは今年で34歳と非常に若い国である。1978年11月3日にイギリス連邦(Commonwealth of Nations)加盟国として独立した。その独立を記念して、この日に向け各地で色々な行事が開かれる。公式パンフレットによれば、今年の祭典期間は9月23日-11月5日、総イベント数は60にものぼる。その中のいくつかをご紹介。
■クレオール デー (CREOLE DAY) - 10/26 (金)
この日は平日であるが、多くのドミニカ人が正装であるチェックのクレオール衣装を身につけて職場に行く。オフィスワーカーはもとよりスーパーの店員までもがクレオール衣装を着ている。町中がそんなチェック柄一色に染まる一日である。女性のチェックのクレオールの派手さに比べ、男性は控えめである。白シャツ、黒ズボンが基本、シャツあるいはタイとベストにチェック柄を使うか、またはチェックは全く用いず腰にサッシュと呼ばれる赤い布を巻く。
音楽関係イベントもこの期間に多数開催される。中でも規模が大きいのが次の2つである。
■クレオール イン ザ パーク (CREOLE IN THE PARK) - 10/22 (月) - 25 (木)
ボタニカルガーデン(植物園)で開かれる地元ドミニカのバンドが中心で地元住民を対象としているためか入場料も安い(数百円)。平日にも関わらず昼間から夜7時位まで連日開催される。昼間は会社勤めの人間にはちょっと行きづらいが、多くの職場が4時で終わるため、その後に行く人が多く夕方以降が一番盛り上がる。前年に比べ、今年は天候にも恵まれたせいか、超満員だったように思う。
■ワールド クレオール ミュージック フェスティバル (WORLD CREOLE MUSIC FESTIVAL) - 10/26 (金) - 28 (日)
こちらは中国が投資して作られたドミニカ唯一のスタジアム(主目的はクリケット試合用)で開催される。ワールドとつくだけあって海外からも多数のアーティストを呼び、チケット代も高い(3,000円強)。そのためか、地元住民よりは海外からの観光客が目立つ。こちらは連日、夕方頃から始まり夜通しライブが行われ朝方に終わる。住宅地も近くだし大音量なので、日本だと問題にもなりそうな時間帯であるが、こちらの人は特に気にもしてない様子。
独立記念日当日に行われるのが次のイベントである。
■ナショナル デイ パレード (NATIONAL DAY PARADE) - 11/3 (日)
一年間の功労を表彰する式典が行われ、その後、警察官を中心に編成されたパレードバンドが演奏する。日本のパレードバンドの凄さを知っているだけに、練習不足のバラバラ感は否めない。人数少ないし楽器も古そうなものが多いので音も迫力に欠ける。まあ、そこはドミニカ(人)のご愛嬌でもあったりする。ただ、去年よりは確実にましになった気がする。
一姫二太郎
2 年前
0 コメント:
コメントを投稿