2013-02-20

JICA WORLD REPORTER #13

JICAワールドレポーター更新。
カーニバル



自分としては今年で2度目となるドミニカのカーニバル。前回は観客に徹したが、今年は他の隊員が所属するドミニカ障がい者協会(通称DAPD)がTシャツバンドで参加するというので混ぜてもらう。地元のドミニカ人や我々日本のボランティアの他に、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどのボランティアも加わり、とてもインターナショナルなバンドとなった。


ちなみにカーニバル期間中の主なイベントと内容。
  • ナショナル クイーンショウ
    いわゆるミスコン。今年のミスドミニカが決定する。去年のインディペンデンス(11月)の頃までには既に候補者が10名程度にまで絞られている。その後、水着、衣装、スピーチや特技の披露などを半年近くに亘って繰り広げられる女性の美と才能の戦い。
  • カリプソ決勝
    数十名の中から今年のカリプソ(音楽のジャンル)のキングが選ばれる。カーニバルが近づくにつれ毎週のように予選やトーナメントが繰り広げられる。
  • ジュベ
    カーニバル ホリデー初日の早朝(4時くらい)から行われる。カーニバルの前夜祭的な意味を持つ仮装パーティー。首都(タウン)を人々は思い思いのコスプレをして練り歩く。近隣カリブ諸国と違ってペンキを掛け合ったりというのは、ここドミニカではほとんど行われてない模様。
  • Tシャツバンド
    基本的には参加登録をしている各バンド単位でパレードを行う。バンド毎に共通のTシャツを身につけているのが特徴。
  • コスチューム パレード
    最終日に行われるカーニバルのメインイベント。こちらも参加登録しているバンド単位でパレードを行う。いわゆるカーニバルの衣装であったり山車が登場するのもこのパレード。
  • ジャンプ アップ
    Tシャツバンドの後やコスチュームパレードの後の夜に行われる。音楽を演奏する山車にくっついて踊りながら市内を巡回する。参加登録とかはなく自由に参加できる。 ジャンプアップ自体はそう珍しいものではなく、カーニバルに限らず事あるごとに各地で頻繁に行われている。 

今回参加して思ったのは、見ているだけだった去年に比べて、参加することは思った以上に楽しかった。阿波踊りの言葉ではあるが、まさに「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…」である。もっともいくら首都ロゾー市内が狭いとはいえ、あの炎天下の中、自分は1周するのが限界。コスチュームパレードでは2周、中には3周する強者も見かけたが、とても真似出来ない。

話が変わるが、ここのところジャンプアップでは喧嘩や事件が絶えず、毎回、予定終了時間よりだいぶ早くに終わってしまうことが続いていたが、今回はどうだろうか。疲れて先にあがってしまったので良くわからないが、そんなに騒いでいないところをみると、今回は何もなく無事に終了したのだろう。

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