2010-10-17

土と平和の祭典 2010

日比谷公園で行われた「土と平和の祭典 2010」に行ってきました。
「音楽で彩る日本最大の環境配慮型農業&農的暮らしのマルシェ」(マルシェとは、フランス語でいわゆる「市場」の意)とも題され、全国からそうした農業・農的暮らしをする方々、支援する方々が一同に終結する大型「農」イベントです。

入場無料ですが、贅沢なことに一流アーティストによる屋外ライブをBGMに(もちろんそのライブが目的の方も居るでしょうが)、生産者と触れ合いながらの市場散策、おいしい食事、トークショーや座談会、竹馬などの昔遊び、足踏み式の脱穀などの農体験ができます。


■噴水広場
まず入ってすぐの噴水広場では、有機野菜などが産直販売のようにたくさん売られていました。

ここでは国境を越えた産直ともいうべき東ティモールのフェアトレードのマテ茶で到着後の一服。

世界的には珈琲や紅茶と並んで有名なそうですが、生まれて初めてマテ茶を飲みました。
ストローで呑むのですが、ストローに工夫がしてあって茶葉が入ってこないようになってます。

水出しのせいか最初はなかなか味がしなかったのですが、だんだんと濃くなってきます。
味は何とも形容しがたいです。ちなみに、なくなったらまた水足してあげるから...と、この茶葉で何度も飲めるそうです。

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■芝生エリア
メインステージ、バンブーツリーなどのあるメイン会場です。

メインステージでは様々なアーティストによるライブが行われていますが、―――ライブ中心のイベントではないので、ミュージシャンはショーの中心ではなく、この空間を贅沢に演出する音響効果のように―――みんな思いも思い、のんびりリラックスして過ごしてます。
ちなみに↑の左端の竹オブジェ(?)は「竹空間造形 ライブ製作」とのことで、 まだ作っている最中でした。そして真ん中に見えるのがバンブーツリー。近づくとこんな感じ。
この時間(午前中)はまだまだこの人数ですが、夕刻頃にはイナバの物置状態になってました。
意外な丈夫さに感心。登りたかった...

その脇では、竹馬やどんぐりドンパチなどの「昔遊び」や「農体験」ができる「お子様とお父さんが遊べるエリア」があります。

大人は楽しそうですが...(笑)

ミノル式足踏回転脱穀機の体験。
昔はこうやって脱穀してたんですね。それにしてもまだ動くこの機械はいつ頃のだろ...
ラベルが右書きだったし、うちに昔あった足踏み式ミシンに質感似てるから昭和初期位?

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■にれのき広場
ここのエリアのメインは呑み食いです。

まずは一杯ということで、「【自給ビール】平和ピースエール」に。
麦まきからからはじめたとこと。いやコクもあって美味しかった。
肝心なビールの写真は撮り忘れ(やはり、呑むとダメだな...)

ちょうどお腹も空いていたのでオーガニックのカレー屋さん「WHOLE FOODS MARUGOTO」に。
大人気で大行列ができてましたが並びました。
普段は並ぶの大嫌いなのですがこの時ばかりは。
腹が減っては.いくさ酔いが回る?(笑)

こちらがそのカレー。全然辛くなくマイルドで塩気も少ないのですが濃厚な感じです。

でもう一品チリビーンズ。
「ベジタリアンでエコロジー」というだけあって両方とも動物性のものは一切入ってません。
ちなみにご飯も2種類から選べます。カレーは玄米を選択。チリビーンズは何だったっけな...
お米は「鴨川自然王国」のものを使用とのことでしたが、これが本当に美味しかったです。

また、このエリアは食べ物の他に数多くのフェアトレードのテントが並んでいます。
 
先日のグローバルフェスタとは異なり、今回は比較的国内の「農」がメインなイベントなので、発展途上国のフェアトレード的要素は脇役ではあるのですが、やはりどうしても気になってしまいます。

大地への感謝を忘れ、発展し過ぎて肥大した今の日本の社会状況に危機を感じ、農業を中心とした環境配慮、循環型社会への回帰(発展)が叫ばれるようになった今日、逆に発展途上国の彼らのくらしの中にこそ、我々がこの先歩むべき道へのヒントが隠されているのかもしれません...

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■その他気になる...
自分は今回してもらわなかったのですが、たっくんコドナの落書き 「あなたの瞳を見て直感で言葉を生み出します」 。
こんな感じで目の前に座り一瞬瞳をチラっと見ただけで、スラスラスラ~とその方へのメッセージを筆とクレパスを使って2,3分で書いてしまいます。スゴイです(何となくJazzのアドリブに通ずるものを感じた) 。

書いてもらっていた方々のメッセージを拝見しましたが、かなり素敵なメッセージを頂いてたようです。

今色んな荷物を減らしている最中だからな~、JOCV+引越しがなかったら自分もしてもらってたと思う。

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そうこうしているうちに、もう午後4時、種まき大作戦世話人代表の加藤登紀子さんとFUNKISTによるフィナーレとなりました。
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ゴミ箱0(ゼロ)、マイバッグ+マイ食器持参の本イベント(マイ箸ならまだしも、マイ食器持参のイベントははじめてだったので、よく分からず結構な荷物になってしまいましたが...)

本当に会場内、会場周辺や特にゴミ箱周辺は、こうした人数が集まるイベントとは思えないほどスッキリしていますし、使い捨てのゴミが全く落ちていないクリーンでエコなイベントでした。

環境配慮の点から、あちらこちらに太陽光発電機が設置され、また特にライブステージや液晶ビジョンのトラックにまで「ソーラートラック」なる側面・屋根面にソーラーパネルを纏ったトラックを使用するなどの徹底ぶり。恐れ入ります。

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